三人がしばらく歩いていくと、老人のグループが植樹をしているところに出くわした。真っ黒に日焼けした、深いしわの刻まれた顔で老人たちは、
「どんどん大きくなれよ。」
「わしらの孫、ひ孫のころには大きくなって、秋には葉を落とし、虫が住み、栄養豊かな森になれよ」
と、笑顔で木に語りかけていた。
(オジサンタチハ ナンノタメニ キヲ ウエルノ ?)
「おや、家族で知床に遊びにきただか?」
「おじさんたちは、漁師さ。」
「豊かな森の栄養が、川を下り海に流れ、海でバクテリアは魚を育てるのさ。」
「だから、うんと漁をしても魚がいなくならないように、こうして木を植えるのさ。」
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